2014年06月25日

意気地と書いていきじと読む

1907667_640287626045830_6034315408732044474_n.jpg意気地(いきじ)という言葉を大切にしています。

美輪明宏が、意気地があれば生きていける、といつも言っているのですが、全くその通りだと思います。

意気地は、いきのことです。

いきとは、安心しない態度のことです。相手に対して決して媚びず、しかし、無視しないで関わっていこうとする態度です。

永遠に交わらない縦の縞模様は、いきの象徴です。気高い柄です。

意気地は、プライドのことです。

プライドを持って生きるということは、社会の一員として与えられた自分の仕事に責任を持つということです。プライドがあれば、仕事のクオリティーは劇的に向上します。

一方、自分が社会から孤立していると信じたとき、プライドは暴走し社会を攻撃します。

「誰でも良かった」の根源には、プライドが踏みにじられた怒りが潜んでいると思います。

「意気地なし」

最近聞かなくなりました。強い相手に向かって行くことを止めた人間に言う言葉です。

強い相手とはだれか?人それぞれですが、不条理をもたらす目上の存在でしょう。しかし、本当の意味でその相手は人ではありません。

村上春樹が「壁」と表現したその強い相手は、システムのことです。システムはいつも私たちの意気地をへし折ろうとします。

人間はあまりにも弱く、結果は惨敗することがほとんどですが、意気地だけは守ることができます。なぜなら意気地は心意気次第だからです。

社会は移ろって、意気地という言葉はこれからどんどん聞かなくなっていくと思います。しかし、忘れてはならない言葉だと思います。
posted by Kagege at 16:19| Comment(0) | コラム